胚移植

胚移植

患者さまからお預かりしていた胚を子宮に戻すことを「胚移植」といいます。
胚移植の所要時間は5～10分程度で、当院の移植は経腟超音波ガイド下で行うため、移植前に尿を貯める必要がありません。

胚移植はカテーテルという細い管を用いて行います。カテーテル内に移植する胚を入れ、子宮内に注入していきます。

胚を吸い上げる際、胚を挟むように空気を吸うことで超音波モニターに胚の位置が白く光る点のように映ります。（超音波モニターでは液体は黒く、空気は白く映ります。）

胚が子宮内に戻る様子は、注入する際にモニター上で白く光る点が動くことで分かります。
患者さまも移植直前の胚の状態と、胚が子宮内に戻る様子はモニターで確認することができます。
胚移植後は、カテーテル内に胚が残っていないか培養士が確認し、胚が残っていないことを確認できたら移植は終了です。

当院では多胎妊娠を防ぐため、原則、移植する胚は1個（単一胚移植）としています。